5月14日より中村勘三郎はドイツ ベルリンに於て歌舞伎「夏祭浪花鑑」の公演を行っ
た。その一部始終を家庭画報8月号が
16ページに渡って特集している。
篠山紀信が中村勘三郎を海外で撮影するのはこれで三度目。
最初は中村勘九郎時代「中村勘三郎襲名記念ポスター」を撮るためニューヨークで
イーストリバー河岸に特別舞台をしつらえて紋付羽織袴、緋毛氈の上での口上を撮影
した。当日は雲ひとつない晴天とストロボの光があまりにうまく同調し、後ろに写る
ブルックリンブリッジがまるで切り抜き合成のように見えて誰もが「CGか合成?」
と疑うほどの作品となった。

二度目は昨年7月ニューヨーク リンカーン・センターで行われた「法界坊」の稽古や
本番の舞台。これも家庭画報の2007年10月号に特集された。勘三郎は大胆にも英語の
セリフを要所要所に混ぜ入れて観客を大いに笑わせ感動させた。「New York Times」
の劇評でも大絶賛され、公演は大成功に終わった。

三度目は5月14日からベルリン 世界文化の家で上演された「夏祭浪花鑑」。
すでにシアターコクーンの「コクーン歌舞伎」から始まって6度目の上演であり、
ニューヨークでの公演実績がある演目とはいえ、まったく歌舞伎になじみのない観客
たちに勘三郎は初日、多少の不安があったようだ。しかし、日を追うにしたがって
観客は超満員にふくれ上がり公演は大成功で千秋楽を迎えた。これらのすべての
記録は家庭画報8月号において16ページの特集となっている。


